DNS設定方法

 インターネットを利用していて、IPアドレスを直接打つ機会はあまりなと思います。http://www.***.com/と打つことが多いはずです。IPアドレスは数字の羅列で非常に覚えにくいため、このようなドメイン名で使用するわけです。このドメイン名と、IPアドレスを対応づけているのがDNS (Domain Name System) です。

DNSのしくみ

 DNSはホスト名とIPアドレスを変換するサービスです。ホスト名からIPアドレスを検索(正引き)したり、逆にIPアドレスからホスト名を検索(逆引き)することができます。このホスト名をIPアドレスに変換することを「名前解決」といいます。

www.maihama-net.com

--正引き→
←逆引き--

153.120.38.37

 

 ホスト名とIPアドレスの変換は、それぞれの変換に対応する表をDNSサーバが持つことで行われます。しかし、インターネットを大きく、世界中の対応表を1つのサーバで管理することは不可能です。そこで、それぞれのドメインのDNSサーバがそれぞれ自分の管理するドメインのホストをIPアドレスの対応表をもち、それをお互いに参照することで管理しています。

 DNSサーバにはプライマリとセカンダリサーバがあります。2つのDNSサーバが必要になるのは、DNSはドメインの各ホストに関する情報を管理する基本的なサービスであり、常に動作してなくてはならないためです。セカンダリDNSサーバはそのため、自分のドメインをもつ場合、DNSサーバを2つ用意する必要があります。2つ目のDNSサーバをプロバイダー側で用意いてくれます。とくにADSLや、CATVでサーバを立てる方には与えられるIPアドレスが1つしかないことが多いため、セカンダリDNSサーバを自前で持つのは難しいようです。

 2つのDNSサーバは常に同じ情報をもっており、一方がダウンしてもドメイン情報は問題ありません。ドメイン情報が検索できなくなると、メールが届かなかったり、ホームページが見られないといった問題がおこります。

 

DNSサーバの設定方法

 ここではDNSサーバとしてBINDを使用します。

 ドメイン名を、testdomain.com、 固定で割り当てられたグローバルIPアドレスを10.10.10.3 だとします。設定は、BIND自体の設定、ドメインの正引きの設定、ドメインの逆引きの設定の、大きく分けて3つのファイルを設定する必要があります。しかし、ADSLやCATVで固定IPアドレスを1つ用いてサーバを運用する場合は通常逆引きの設定は必要ありません。(逆引きはプロバイダーが設定するため)

    /etc/named.conf

options {
directory "/var/named";
allow-transfer{
   153.120.38.37;
   160.16.54.90;

};
};

zone "." { 
type hint;
file "named.ca";
};

zone "localhost" {
type master;
file "local.zone";
};

zone "0.0.127.in-addr.arpa" {
type master;
file "local.rev";
};

zone "testdomain.com" {
type master;             
file "testdomain.com";
};

zone "0.10.10.in-addr.arpa" {
type master;
file "testdomain.com.rev";
}; 

他の設定ファイルを置く場所
セカンダリDNSサーバのIPアドレス




キャッシュサーバの設定




ループバックアドレス正引き設定




ループバックアドレス逆引き設定




testdomain.com正引き設定

正引き設定ファイル名


testdomain.com逆引き設定

逆引き設定ファイル名

 

 

 

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