ホスト名とIPアドレスの変換は、それぞれの変換に対応する表をDNSサーバが持つことで行われます。しかし、インターネットを大きく、世界中の対応表を1つのサーバで管理することは不可能です。そこで、それぞれのドメインのDNSサーバがそれぞれ自分の管理するドメインのホストをIPアドレスの対応表をもち、それをお互いに参照することで管理しています。
DNSサーバにはプライマリとセカンダリサーバがあります。2つのDNSサーバが必要になるのは、DNSはドメインの各ホストに関する情報を管理する基本的なサービスであり、常に動作してなくてはならないためです。セカンダリDNSサーバはそのため、自分のドメインをもつ場合、DNSサーバを2つ用意する必要があります。2つ目のDNSサーバをプロバイダー側で用意いてくれます。とくにADSLや、CATVでサーバを立てる方には与えられるIPアドレスが1つしかないことが多いため、セカンダリDNSサーバを自前で持つのは難しいようです。
2つのDNSサーバは常に同じ情報をもっており、一方がダウンしてもドメイン情報は問題ありません。ドメイン情報が検索できなくなると、メールが届かなかったり、ホームページが見られないといった問題がおこります。
|